女将便り
2014 / 04 / 17 ( Thu )
お久しぶりです。八甲田は2m50cmの残雪と共に、春スキーヤー・ボーダーでにぎわっております。
と、いっても、週末集中型なのが、少し淋しいです。・・・・
GWを前に、春スキー向けのシャトルバスの運行も始まりますが、例年、乗車率が上向かず苦戦致しております。
中には、タクシーで周遊されるVIPなゲストもいらしゃいますが、伸び悩むと、運行そのものが中止になるかもしれないと、やきもきしているのは、私だけでしょうか。
御多分にもれず、青森市内の各バス便、又、十和田→八甲田→青森を廻る便も利用率に片寄りがあり、決して採算が取れているようには見えません。市バスについても、ラッシュ時以外は、様々なパス(割引制度)の御利用者が多いようです。
青森駅からここ八甲田へ走るバスも便数が限られておりますし、空港からは、一度青森駅へ出てから、乗り換えという不便。
いずれも利用者数が見込めないから設定されないということなのでしょうが、設定が無いゆえに不便だから訪れる事に二の足を踏むのだと私は考えます。まさに、鶏の玉子(卵)のお話ではないでしょか。
はとバスさんのような、足を作っていただくには、どれくらいのゲストが等地を訪れなければならないのか?日本中の観光地の皆さんがきっと一度は悩まれたことと思います。
観光には関係ないのですか、秋田県秋北ばすにある「100円バス大館市得々定期券」という取組がおもしろいので少しご紹介したいと思います。
大館市内限定ですが、通常一万円の乗り降り自由の一カ月定期券があるそうです。面積として市域は900平方キロ、東京都の半分近い広さ、人口は7万8000人。高齢化率30%という地域なので車のない世帯では、市中心部に来るのがさぞし不便と推察されます。
そこで、秋北バスと大館市がマッチング、得とく定期券(一か月定期)が65歳以上の高齢者に限り3000円で売り出されました。差額の7000円は市が負担とのこと。3000円÷一カ月は100円なので100円バス!!
おかげ様で減少傾向の秋北の売り上げは一日当り500人余増えたとか・・・全員が「得とく」ゲストな理由もなく・
たとえ得とく定期券であったとしても50000円/一日の増、月では150万、年では1800万の増です。まさに「損して得取れ」の象徴のような企画ではないでしょうか。
このバスのもう一つの特徴があります。それは全ての便が大館市立総合病院バス停に停車するという事。この病院は医師充足率100%で、県北部の二次医療の要だそうです。
大館市の小畑市長さんは、常々「具合が悪い時、なるべく救急車は呼ばずに、バスに乗って病院に行きましょう」と語り掛けるそうです。それは、バスの充足率に自信があるから言えるのではありませんか。
もうひとつ大館市内限定なのかもしれませんが、秋北バスの面白い作戦があります。とあるバス停の表示です。「次のバス停まで歩くと15Kカロリー消費、車だと19,5gCO2排出、バスだと4.2gCO2排出」面白いですよね。
しかし、この記事を書いた元週間朝日記者の池辺史生さんは苦言を呈しました。
「次の停留所までの距離の明記が欲しいと」・・・「0.5キロなら7~8分で歩けるな」目安になるからキロ数表示が欲しいとのこと。そうしたら「今新たに作っているバス停にはあります」とのこと。
ここまでのお話をまとめますと、①秋北の売り上げが増える②バス停まで歩くから健康に良い③健康を意識するから、救急車の稼働も少ない?④全体に街に活気が出る。etc・・と良い事ずくめのような気がします。
観光のバスとは全く違う利用者の事例ですが、この発想をされた方に「観光地向けのシャトルバス」について相談をしたら、どんな作戦を考え出して下さるか興味深いです。どうぞ、読者の皆々さま名案がございましたら書き込みして下さい。
少し長くなりました。どうぞ次会をお楽しみに。
必ずお元気で・・・
                                         女将だよりでした。

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