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女将便り
2017 / 01 / 01 ( Sun )
2017年元日です。
明けましておめでとうございます。

昨年も仕事に家事に読書にと励み、いつも変わりない1年を過ごして参りました。
もちろん、悲喜こもごもの細やかなニュースはありますが、今朝を元気に迎えられたことで良し!!
午前4時頃には、ホテルの事務所から満天の冬空を見上げ、小さな幸せを味わっておりました。

前日は、昨年の仕上げの一冊となった「断固として進め/作:江上 剛」の読後感想を述べてみたいと思います。
実話を元にした作品で、モデルとなっているのは富士フィルム。
デジタルカメラへの移行期、企業としての、人としての挑戦のお話です。
サブタイトルは、前の帯にかかげられて、「変われる者だけが、生き残る」でありましょう。
5000人のリストラにふん切る、当時の社長の苦悩から物語はスタート。
技術が進歩し、新たな未来(商品)を迎えるとそこには、企業の生き残りをかけた必死の努力の結果として、価格競争がおきる。
進歩とは、過去の否定であるという大変厳しい意見を柱に、そこからどう進化(深化)していくかという疑問を投げかけています。
富士フィルムは、化粧品と医薬品の分解に進出し、大成功をおさめるというセクサスストーリーなのですが、この物語にもう1本の
柱を発見しました。
それは登場人物である富士フィルムの社員達の口元からあふれでる老子や孫子の思想です。
危機を乗り越える強い心を育てた『我々が見続けているのはフィルムではなく「信頼」です』と云いきる社風。
タイムリミットを定め、商品開発に励む彼らの心には「タイムイズマネー」の精神が染み込んでいます。
『時間は有限だ。この時間という資源だけは他のものに代替できない。石炭が無くなれば石油に替えることはできるが時間だけはそういうわけにはいかない!』と記されています。
また、ある若手研究者は社内広報室の支援をとりつける為、孫子の兵法を引用しました。
「戦士で勝利を得るための五つの重要なこと」というあまりにも有名な部分ですが、この五つ!「道」、「天」、「地」、「将」、「法」を若手研究者は、かようにかみくだき説得しております。

1、「道とは君主と国民を1つにさせるもののこと。これは大義である。大義がない戦いは単なる略奪でしかない」
2、「天とは季節、気候などの自然界の事象のこと。経営で言えば、経営危機や好景気などの経営環境。好景気に浮かれず、経営危機に尻込みせず。」
3、「地とは戦う土地の状況。顧客の信頼などの経営基盤のことを考える」
4、「将とは将軍の人材。文字通り企業における人材のこと。」
5、「法とは軍制ではあるが、経営では組織のこと。その構成員のモラールすなわち意欲、闘う意志」

孫子はこの5つについて、将すなわちリーダーは誰でも知っているが、その者を深く理解しているものは勝ち、深く理解していないものは勝てない。
大義のない戦いは勝てない。
勝つためには危機ごとチャンスであると大義をかかげ、人材を駆使して戦いに挑むのだと…。

また彼は、尻込みする仲間(先輩)を叱咤するにこんなことを言います。
その仲間が「会社の為に頑張って使い捨てにされるのはもうごめんだ」と言うと、「私は使い捨てにされても一向に構いません。でも会社という大きな組織を使って自分のやりたいことを実現する。そんな爽快な達成感を味わえれば、私は使い捨てにされても構いません」
親子ほども年下の後輩にそう切りこまれてはたじたじになったことでしょう。

様々な業界が生き残りをかけ合従連衝したり、他業種へ進出していく思考錯誤の時代。
本年をどう生きるか(私としても、会社としても?)考える指針となる素適な一冊に出逢えたことに深く感謝し、新年を迎えました。

皆様にとって本年がおだやかな1年でありますように。今年もどうぞ宜しく御願い致します。
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