お早うございます。
女将便りです。 本日2月24日 八甲田は5m越の積雪、しんしんと降り積もる雪は、本日もたくさんのスキーヤーの歓喜を呑み込んでいくことでしょう。 2月13日付の毎日新聞P.17の女の気持「星空」というタイトルでした。 本当に「降るような、満天の星」というのは、なかなか、おめにかかれなくなりましたね。 仙台の方で、震災(3/11)の後、思いがけなく見た星空に、亡き母を思われたそうです。 私にも思いがけない星空があります。 思いがけない星空、それは、7年前の6月23日深夜0時頃の寒水沢温泉。車を降りた私達の頭上に降り注ぐように現れたのです。手を伸ばせばつかみとれそうな距離感、雲の無い漆黒の闇に宝石箱のような煌めき。 明日からの仕事の為に訪れた私にとっって、未来を約束するかのような祝福の星々です。 思わず見とれ、「わぁーっ」と、歓声をあげました。 650mという標高や、一面のぶな林、近隣に3軒しか建物がないという種々の好条件が透明感あふれる空間を作り出すのでしょう。星の名前なんかほとんどわからなくても、宇宙の神様は微笑んでくれました。 季節によって空の高さが違う事も、しみじみ味わう事ができます。 又、今日は星がいないなあと思っていても、しばらく目を慣らすと、見えてくる、見えてくる。 立って見ていると、支払日でもないのに首が回らなくなるから、地べたにゴロリと仰向けに・・・。 気持ち良く、行儀を悪くする開放感も又、夜の贈り物なのだろう!と感慨ひとしおです。 3年程前に「星空満喫プラン」という宿泊プランを作りました。星が見えなかったら¥500キャッシュバックという商品です。皆様、何度も外に出られては、観測を楽しんでいらっしゃいました。 9月の八甲田は、夏の終わりというよりも、秋の始まり・・・都会からのゲストは、冷んやりとした空気と、ぬけるような夜空に夏の疲れを癒されることと思っております。 青森市内も、大分、降っているようですね。 八甲田の視界も大分悪くなって参りました。 どうぞ皆様事故の無いように。 今日も一日、元気にお過ごし下さい。 女将だよりでした。 スポンサーサイト
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皆様、いかがお過ごしですか。
八甲田山は、昨日から100cmの降雪、山頂は450cmを超え、当ホテル前の、国際スキー場も最高のコンディションです。 当ホテルの工藤常務は、スキー国体で、湯瀬に出張中です。本日の東奥日報のスポーツ面に、写真が載っております。ご覧下さい。 本日は、旧暦の1月8日だそうです。 調べたわけではないので、自信はありませんが・・・ 繰り返しになりますが、昨夜から100cmの降雪、まだまだ冬だな~と感心しきり。 スキー場も、当館も、レストラン「杜の香り」もおかげ様で、少し元気に頑張っております。 ウインターシーズン真っ盛り、どうぞ、青森の冬、八甲田の雪を、満喫して下さい。 心より、お待ち申し上げます。 女将便りでした |
Good morning every body!! Are you happy?
青森市内は朝から、のそのそ、降り続いているそうで・・・ 本日、八甲田の恵の雪は、小雪ちらちらです。 先週、屋根の大雪が、暖気のおかげで半分くらい落ちたのですが、この寒気で又締まりそう・・・ 誰かが教えてくれました。リゾートのつららは、「なんとかの巨大つらら10選に入ってるよー」だそうです。 喜ぶべきか否か。難しい選択です。 ただ今情報が入りました。平内町は青森市内の倍位降ってますとのこと、3連休の最終日皆様除雪作業で大変なことでしょう。 高齢者の方がマンションを検討する気持ちが良くわかります。 八甲田リゾートホテルは3日間超満員です。大きな事故もなく、何とか、無事に過ぎようとしています。 春節前後は、大型の休みをいただける外国からのゲストが多く、山はとても賑やか、ロビーも何ヶ国語かが飛び交い居ながらにして旅行気分を味わうことができます。 もちろん私は、中学、高校と習った英語力のみですので、単語を並べ発音は、おもいっきりジャパニーズ。 とても聞き取りやすい?会話で何とか、がんばっております。 ところで、異国の方は、日本からどんなお土産を買って行かれるのでしょうか。以前は、浴衣を持帰りたいという方もおいででしたが、近頃はめっきり聞かなくなりました。 日本女性の間に、静かに今、こけしブームがおきているそうですが、御存じですか? 私も、TVで見ただけで実感はしてないのですが。 歴女ブーム、有名人の御墓巡り、山ガール等々、日本女性の好みが、少し渋くなってきたようです。 20年程前には竹の子族とか、ジュリアナブームのディスコ、エアロビクス等元気な女性が目立ちました。 海外旅行好きや、ブランド品のお買いもの等もずいぶんニュース性がありました。 それからみると「こけしに癒されたい」というのは、何とも奥ゆかしい事でしょうか。 こけしも、地方によって、もつ意味合いがいささか違います。 子授けの縁起物として、子の健康な成長を願う祝い人形として扱われた、地方もあります。 一方、「子消し」「子化身」など口減らしに由来するという1960年代の詩人、松永伍一が唱えたのもあります。 ただし、信憑性については、如何なものかと・・・ 私が好きなのは、農民の湯治帰りのお土産という説です。まだ、湯治が厳しい作業の疲れを癒し、人々とのコミュニケーションを楽しむ大切な年中行事だった頃のお話です。 寒い頃の「寒湯治」田植え後の「泥落とし湯治」暑い時季の「土用の丑湯治」など、湯治は、人々にとって、大切なリフレッシュ、レクリエーションでした。 お伊勢詣りや、金毘羅様の帰りに小田原や箱根で湯治をする。湯治場で買い求めた、赤物こけしは、心身回復と五穀豊穣のイメージが重なった、縁起ものであり、それを(その縁起を)ふるさとへ運ぶ象徴的な形象である。 故に、こけしは、その中に逞しい生命力を秘めており、その後も、ご利益があると、信じることができる。 赤物の赤は、色の赤ですが、当時、天然痘から子を守ると云われ、とても有難い色であったそうです。 全国に様々な特徴のあるこけし系統があり、一概に好き好きは語れませんが、どこの家にも一体はあろうかと思います。 由来を読んだ後、どうぞもう一度「我が家のこけし」を、まじまじと、ご覧になってみて下さい。 何か、いいことがあるかも・・ 久し振りに空拭きをして、磨きをかけてあげることを、おすすめ致します。 女将だよりでした。 |
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